【オシャレ?】ニューヨークのベーグル、徹底解説。

ベーグルを好きか否か。 

一見どうでもいい質問に思えるが、その答えはあなたのニューヨークライフを大きく左右すると言っても過言ではない。なぜなら、ニューヨークには美味しいベーグルの名店が数知れぬほど存在するからである。

この前ピザをニューヨーク名物として取り上げたが、ベーグルも引けを取らない人気を誇る。

↓ まだ読んでない方はチェック

筆者はベーグルをこよなく愛するそんな筆者にとってベーグル王国であるニューヨークは夢のような場所だ。しかし、ピザやデリと同様、ニューヨークのベーグルショップは初見殺しで頗るわかりづらい

そこで今回は、ベーグルの特徴からオーダー方法まで、写真と一緒にわかりやすく解説していこうと思う。

なぜベーグルが人気?

ニューヨークの名物の一つである、ベーグル。そのルーツは Jewish Americans、すなわちユダヤ系のアメリカ人たちにある。

彼らがポーランドなどの国からアメリカにやってきた際、Knish(クニッシュ、東ヨーロッパ発祥の菓子パン)などと共に広めたのがベーグルだ。今やニューヨーカーにとって欠かせない食べ物となっており、市内には約200を超えるベーグル屋が存在する

ニューヨークのベーグルの特徴

1. デカい

ニューヨークのベーグルはデカい。写真を見て貰えばわかると思うが、日本のパン屋さんで売っているベーグルより一回りも二回りも大きい。

中にクリームチーズや野菜を挟んでサンドイッチにした場合、かなりのボリュームがあり、少食の人であれば半分でも十分かもしれない。

2. バリエーションが豊富

ニューヨークのベーグルの最大の特徴でもある、豊富なバリエーション。後ほどオーダーの解説をする時詳しく書くが、ベーグルの種類から中に挟むクリームチーズ、野菜、肉魚類すべてを自らカスタマイズすることができる。その自由度は無限大だ。

デリのサンドイッチと同様、ニューヨーカーたちには一人一人お気に入りのカスタマイズがあり、Reddit(海外の掲示板)では議論になることも。

3. とにかく地元民に人気

ニューヨークは世界有数の観光地だ。そこには観光客向けのアトラクション(ぼったくり多し)が数々存在する。しかし、ベーグルは違う。地元のニューヨーカーたちはベーグルを心から愛しているのだ。

ニューヨーク出身の人と話す機会があったら是非ともお気に入りのベーグルスポットを聞いてみよう。きっと熱く語ってくれるはずである。

オーダーの仕方

では、実際にオーダーしてみよう!….って、長い列があるだけで何がなんだか全然わからない。メニューは見たけれどさっぱり仕組みが理解できない…。筆者は始めてベーグル屋に訪れた時、そんな状況に陥った。

読者のみなさんがそうならないように、わかりやすく解説していきたいと思う。

1. ベーグルの種類を選ぶ

列に並んでて自分の番になったら “Next!” と大体声がかかるので、まずはベーグルの種類を選ぼう。ベーグル屋によるが、大体あるどこにもある種類はこれらだ。あまり選ぶのに時間がかかるとイライラされるので、素早く頼むために基本的な種類を事前に把握しておこう。

  • Plain … 普通のプレーンベーグル。
  • Whole Wheat … 全粒粉で作られたベーグル。
  • Everything … 塩、胡椒やオニオンフレーク、ガーリックフレーク、ポピーシードなど様々なトッピングがのったベーグル。
  • Sesame … ごまがのったベーグル。
  • Cinnamon Raisin … 甘みがついたシナモン味のベーグルにレーズンを練り込んだベーグル。
  • Egg Bagel … ベーグルに卵を足して作られた、黄色いベーグル。甘みがあることも

筆者はシンプルな、プレーンのベーグルが好み。ちなみに中に何も挟まずベーグルだけで頼むこともできるが(2ドル以下で買えるので地味におすすめ)その場合はCinnamon Raisinなど味がついているものを頼むと良いだろう。

また、ベーグルをトーストするのが絶対におすすめ。

2. 中に挟むクリームチーズを選ぶ

絶対おすすめなのが、ベーグルの間に自分の好きなクリームチーズを挟むこと。このクリームチーズ抜きにニューヨークのベーグルは語れない。

プレーン味からサーモンを練り込んだLoxや、野菜が入ったベジタブル、また豆腐を使ったものまで様々な種類のクリームチーズが用意されている。筆者のように甘党の方にはベリー系のクリームチーズをオススメしたい(筆者はブルーベリークリームチーズが好み)。

また、ハムや野菜、サーモンなどを挟みたい場合はここで一緒に注文しよう。その具材に応じて値段が加算されていく。

ここでよく勧められるのがLox Bagel、すなわちクリームチーズとサーモンを挟んだベーグルだ。これはニューヨークの1番有名なベーグルサンドであり、名物であることは間違えなのだが、注意が必要。なぜならサーモンを挟んだ途端に値段が死ぬほど高くなるからである。

筆者がニューヨークにきて初めてベーグル屋に行ったとき、迷わずLoxを注文し、15ドルもして驚愕したのを覚えている。観光客向けの値段であることは間違えない。

3 自分のベーグルが用意されるのを待つ

注文ができたら、他のお客さんの邪魔にならないところで自分のベーグルが出来上がるまで待とう。少ししたら自分の頼んだベーグルが呼ばれるので、受け取ってレジに行き会計しよう。自分の名前を店員に伝えたり、番号札を使う店もある。

レジで定員に「何頼んだの?」と聞かれるのもあるあるだ。その時はもう一度、自分の注文を繰り返せば良い。

オーダーの際に使う英語

オーダーする際ははっきりと大きな声で話すと良い。基本的に、

Can I have a (自分の選んだ種類のベーグル)with (選んだクリームチーズ)and (具材)?

という形で注文すれば完璧である。

ここでは例として、Everything ベーグルにスカリオン(ネギ)・クリームチーズ、トマト、レタス、オニオンという組み合わせを挙げる。

店員:Next! 「次!」

あなた:Hi, can I have a toasted everything bagel with scallion cream cheese, tomato, lettuce, and onion, please? 「こんちは、トーストした Everything ベーグルにスカリオン・クリームチーズ、トマト、レタス、オニオンを挟んでもらえますか?」

店員:Anything else? 「他に何かいる?」

あなた:That’s it. 「結構です」

これであなたもベーグル・マスターである。

おすすめの時間帯

おすすめの時間帯は、平日の10~12時、または1時半~2時以降の午後。なぜならこの時間帯はオフピークで混雑していない可能性が高いからだ。

ニューヨークのベーグル屋は大体朝早くにオープンし、夕方に閉まるところが多い。曜日、時間帯によっては非常に混雑するため、土日祝日、8~9時の朝食、またランチタイムは避けるのが賢明だろう。

そしてこれは筆者の個人的な感想だが、店が空いてる時はしっかりベーグルをトーストし、たっぷりとクリームチーズを載せてくれる。その一方で、店が混雑すればするほどクリームチーズの塗り方が雑になり、ベーグルのクオリティが下がる傾向がある。

ここまでベーグルの基本情報を解説した。次回はおすすめのベーグルの店舗を紹介していきたいと思う。

次回へ続く…

Author: N.D.

大学生。現在ニューヨークに一年間留学中。都内の大学に在学中。留学の記録をつけないともったいないと思い、ブログを開設。ニューヨークの街について、生活の日常、英語、留学について発信する。趣味は音楽。